1.会長ご挨拶
2.財団設立の経緯
3.役員・評議員・選考委員
4.沿革
5.規程および内規
6.インタビュー
7.連絡先
会長ご挨拶
この度の財団ホームページ全面改定に際して、あらためてご挨拶申し上げます。
二分脊椎は脊髄の先天性疾患であり、無症状の例から下肢運動障害や膀胱直腸障害などを示す例まで様々です。二分脊椎も水頭症も慢性に経過して、症状や治療が長期にわたり生活の質を低下させるため、成人への移行や成人後まで総合的な切れ目のない支援が必要になります。解明されなければならないことも多く、新たな治療法の開発も必要とされていますが、専門の研究者が少なく十分な研究費を得ることが難しいという現実があります。
当財団は、1993年に「二分脊椎と水頭症」の研究振興を主たる目的として設立されました。財団の活動は研究助成から学会助成、啓発活動、出版活動など広範囲に及び、それらは賛助会員や寄付者の貴い善意と財団役員や選考委員の無償の活動に支えられています。毎年切れ目なく研究費を助成することの最も大切な意義は、研究者を育てることにあります。来年には財団設立30年を迎えますが、この間に100名を超える研究者を支えることが出来たことは私たちの喜びとするところです。
これからも財団の活動を息長く続けてまいりますので、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
会長 長嶋達也(兵庫県立こども病院名誉院長)
会長プロフィール
- ・長嶋 達也
- ・兵庫県立こども病院 名誉院長
- ・医学博士、日本脳神経外科学会専門医
- ・神戸大学医学部脳神経外科講師、兵庫県立こども病院・脳神経外科部長、2013年から同・院長、神戸大学連携大学院小児高度専門外科学・客員教授、2017年から兵庫県病院事業管理者を経て、2021年4月から(公益財団法人)兵庫県健康財団理事長
理事長プロフィール
- ・澤田 勝寛
- ・医療法人社団慈恵会 新須磨病院 理事長
- ・学校法人澤田学園 松江総合医療専門学校理事長
- ・医学博士、経営学修士
- ・神戸大学医学部卒、神戸大学旧第二外科に入局、1995年より新須磨病院院長、2012年より医療法人社団慈恵会理事長、学校法人澤田学園理事長を兼務し現在に至る。
財団設立の経緯
財団の設立者である故・松本悟先生(神戸大学名誉教授、財団会長、1927-2017)は1960年代後半、CTスキャンも、十分な抗生物質も、十分な品質のシャントチューブもない時代に、米国留学先のシカゴの小児病院において新生児の二分脊椎や水頭症を治療することの困難さ、命を助けたこども達の歩む人生の困難さを経験されました。この経験が生涯にわたる小児脳神経外科の仕事の出発点となり、日本小児神経外科学会、国際小児神経外科学会(ISPN),日本二分脊椎研究会などの創設や厚生労働省の研究班班長の仕事を通じてわが国の小児神経外科学の発展に尽くされました。神戸大学脳神経外科教授として、長年にわたり二分脊椎や水頭症の治療にたずさわったことが、1990年の定年退官後に故・澤田善郎様(慈恵会初代理事長、財団理事長)の支援を得ての財団設立(1993年)につながりました。故・生田房弘先生(新潟大学名誉教授)は、選考委員長として財団設立時から関わり、23年間にわたり財団の発展に尽くされました。
財団創設者
役員・評議員・選考委員
(公財)日本二分脊椎・水頭症研究振興財団役員・評議員・選考委員
理 事 | 長嶋 達也 | 公益財団法人兵庫県健康財団理事長、兵庫県立こども病院名誉院長(代表理事・会長) |
澤田 勝寛 | 特定医療法人慈恵会理事長(代表理事・理事長) | |
坂本 博昭 | 大阪公立大学大学院医学研究科脳神経外科特任教授、大阪市立総合医療センター小児脳外科教育顧問 | |
篠山 隆司 | 神戸大学大学院医学研究科脳神経外科教授 | |
関 芳弘 | 衆議院議員 | |
伊達 裕昭 | 医療法人季美の森リハビリテーション病院長、千葉県こども病院名誉院長 | |
寺師 浩人 | 神戸大学大学院医学研究科形成外科学教授 | |
監 事 | 川本 章雄 | 神陽監査法人代表社員 公認会計士 |
和田 長平 | 播州信用金庫会長 | |
評議員 | 明石 博隆 | 明石博隆法律事務所長 弁護士 |
阿部 弘 | 北海道脳神経外科記念病院名誉顧問、北海道大学名誉教授 | |
家次 恒 | シスメックス株式会社代表取締役会長グルーブCEO | |
石川 正恒 | 洛和会音羽病院正常圧水頭症センター所長・洛和ビライリオス施設長 | |
甲村 英二 | 公立学校共済組合近畿中央病院長、神戸大学名誉教授 | |
藤澤 正人 | 神戸大学学長 | |
三木 明徳 | 神戸大学名誉教授 | |
村上 卓道 | 神戸大学大学院医学研究科長・医学部長 | |
選考委員 | 山内 康雄 | 鶴見緑地病院名誉院長 (選考委員長) |
新井 一 | 順天堂大学学長 | |
井川 靖彦 | 長野県立信州医療センター泌尿器科部長 | |
數井 裕光 | 高知大学医学部神経精神科学講座教授 | |
佐谷 秀行 | 藤田医科大学がん医療研究センター長・慶応義塾大学名誉教授 | |
塩田 浩平 | 京都大学名誉教授、滋賀医科大学名誉教授、公益財団法人ひと・健康・未来研究財団理事長 | |
高田 哲 | 神戸市総合療育センター診療所長、神戸大学名誉教授 | |
南 康博 | 神戸大学大学院医学研究科細胞生物学分野教授 | |
事務局長 | 九十九そのえ | |
(敬称略) |
沿革
- ◆1991(H3)年4月1日
準備室開設 - ◆1993(H5)年12月9日
厚生労働省所管 財団法人日本二分脊椎・水頭症研究振興財団設立
基本財産3億円 運営資金1千万円 (澤田善郎氏寄付)
設立時会長 松本悟、 設立時理事長 澤田善郎
設立時理事 石井昌三、伊田 宏、小野村敏信、鴨下重彦、柵山健樹、里吉榮二郎、戸井田三郎、西 重敬、矢田賢三 - ◆1994(H6)年7月13日
機関誌Brain and Spinal Cord “B&C” 創刊号発行 - ◆1995(H7)年2月24日
第1回研究助成金助成金贈呈式 於:順天堂大学 - ◆1995(H7)年10月12日 – 2011年(H23)8月31日
所得税法施行令第217条第1項第2号から第4号まで及び法人税法施行令第77条第1項第2号から第4号までに掲げる特定公益増進法人に承認 - ◆1995(H7)年9月14日
ホームページ開設 - ◆1997(H9)年9月28日-30日
財団設立5周年記念・国際二分脊椎シンポジウム開催(神戸)
財団設立5周年記念・国際二分脊椎サテライトシンポジウム開催 - ◆1999(H11)年10月18日 – 2011年(H23)8月31日
租税特別措置法施行令第40条の3第1項第3号ロに掲げる公益法人に承認 - ◆2003(H15)年3月20日-22日
財団設立10周年記念・国際二分脊椎・水頭症シンポジウム:患者・家族と共に開催(組織委員長・長嶋達也、神戸) - ◆2011(H23)年9月1日
公益財団法人へ移行 内閣府所管となる
公益財団法人日本二分脊椎・水頭症研究振興財団 - ◆2012(H24)年11月17日
財団設立者、澤田善郎 代表理事(初代理事長)逝去 - ◆2012(H24)年12月8日
澤田勝寛 代表理事(理事長)就任 - ◆2015(H27)年6月25日
機関誌Brain and Spinal Cord “B&C” Vol.22. No.2 通算100号 - ◆2015(H27)年10月30日
財団事務局現在の場所に移転、神戸市須磨区磯馴町4-1-6 - ◆2016(H28)年6月7日
松本 悟 代表理事(会長)を退任
長嶋達也 代表理事(会長)に就任 - ◆2016(H28)年10月27日
生田房弘 選考委員長を退任
山内康雄 選考委員長に就任 - ◆2017(H29)年2月7日
租税特別措置法施行令第26条の28の2第1項に規定する要件に満たしていることの証明を受ける(H29.2.7~H34.2.6) - ◆2017(H29)年11月7日
財団設立者、松本 悟 代表理事(初代会長)逝去 - ◆2018(H30)年2月4日
松本悟神戸大学名誉教授を偲ぶ会(財団と神戸大学脳神経外科学教室共催) - ◆2019(H31)年3月17日
研究助成100件達成 - ◆2022(R4)2月2日
租税特別措置法施行令第26条の28の2第1項に規定する要件に満たしていることの証明を受ける(R4.2.7~R9.2.6) - ◆2022(R4)年8月1日
ホームページ全面改訂
規程および内規
インタビュー
ドクターズアテンションに掲載されました。
2020年6月1日発行 1ページ(PDFファイル) 2ページ(PDFファイル)
連絡先
〒654-0047 神戸市須磨区磯馴町4-1-6
℡:078-739-1993